保険セミナーは主催者毎に様々。マネー全般が学べる独立系FPがベスト
生命保険は入り方、選び方で人生が大きく変わります。
そんな生命保険について勉強しようと、「生命保険セミナー」に参加しようと思っている方も多いのでは?
ただし、生命保険セミナーと一口に言っても全国各地で様々な種類のセミナーが開催されており、
「どのセミナーを選べばいいの?」
と、新たな悩みが出てくるかもしれません。
その悩みに対する答えは一つ、「独立系ファイナンシャルプランナー(FP)主催の生命保険セミナー」を選びましょう。
なぜ、独立系FP主催のセミナーが適しているのかは後半で解説していきます。
この記事では、生命保険セミナーで学べる事やセミナーの種類だけでなく参加時の注意点、そして独立系FP主催の保険セミナーがオススメな理由を解説していきます。
是非、最後まで読んでみてくださいね。
生命保険セミナーで学べること
生命保険には「保障」と「貯蓄」の2つの機能があります。
セミナーでもそれぞれの内容について学べます。
保障の機能~自分にあった生命保険の選び方・生命保険の見直しのポイント~
生命保険に正解はありません。ご自身にあった保険を選ぶことが大切になります。
そのために必要な知識をセミナーでは学ぶことが出来ます。
講座内容例
- 生命保険の基礎知識
⇒生命保険の種類や仕組みなどを学びます - 生命保険の選び方
⇒数ある生命保険の中から自分にあった保険の選び方を学びます - 必要保障額の考え方
⇒「死亡保険金はいくら必要?」「入院日額はいくら必要?」といった保障額の考え方を学びます - 保険料節約のポイント
⇒様々な割引を採用した保険が発売されており、同じ保障内容で保険料を節約することも可能です。このような情報をセミナーでお伝えします。
<参考記事>
貯蓄の機能~保険を使った貯蓄方法~
「教育費」や「老後資金」など10年以上先の目的のための貯蓄の方法として、生命保険の活用が有効なケースがあります。
代表的な貯蓄の保険として「終身保険」や「学資保険」、「個人年金保険」などがあげられます。
これらの保険を活用した「教育費」や「老後資金」の貯め方を学ぶことが出来ます。
講座内容例
- 教育費・老後資金の費用目安
⇒貯めるべき費用目安を学びます - 生命保険を使った貯蓄方法
⇒生命保険を活用した「教育費」「老後資金」の貯め方を学びます - 変額保険と外貨建保険
⇒低金利時代にオススメといわれる2種類の保険について学びます。一般的な保険と比べると仕組みが複雑な面もあるため、特徴などを詳しく解説します
<参考記事>
開催されている生命保険セミナーの種類
基本的に、どのセミナーも1章で解説した内容は含まれていることが多いです。
それ以外の内容が、主催者によって違いがありますので、ご自身のニーズに合わせて選びましょう。
「独立系FP事務所」がベスト
独立系FP事務所主催の生命保険セミナーは、保険についての知識だけでなくマネー全般の知識についても学ぶことが出来ます。
特に、貯蓄方法を学びたい方は、保険の仕組みを理解することよりも、インフレや金利(単利・複利)、為替などのお金に関する基礎知識を学ぶことが重要です。
これらについて、わかりやすく丁寧に解説できるのは、お金のプロであるFPの強みです。
さらに、IFA(※1)のいる独立系FP事務所の場合は、保険以外の金融商品(投資信託など)も学ぶことが出来ます。
貯蓄の手段は生命保険が全てではありません。
投資信託やiDeCoなどの他の金融商品も含めて、自分にぴったりの貯蓄方法を学ぶためには、IFAのいる独立系FP事務所のセミナーに参加されることをオススメします。
※1 IFA(Independent Financial Advisor)とは
IFAとは独立・中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家で、日本では「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼びます。
IFAは、証券会社や銀行のような金融機関が取り扱う、株や債券、投資信託などの売買の仲介ができます。IFAは特定の金融機関の社員ではありませんので、独立した立場で顧客の資産運用を考え、その顧客にあった金融商品のアドバイスが可能です。
金融先進国である欧米では、IFAが弁護士や税理士と並ぶ地位を確立し、投資家にとって重要な役割を担っています。
「保険会社」は加入商品が決まっている方向け
基本的には、自社商品の販売が目的のセミナーですので、取り扱いのない商品に関する話は聞けません。
例えば、外貨建て終身保険(※2)の取り扱いのない保険会社であれば、この保険の仕組みはもちろん、関連する為替の知識なども講座内容には含まれないでしょう。
既に、加入したい保険や保険会社が決まっている方が参加するセミナーだといえます。
※2 外貨建て終身保険とは
外貨建て保険とは、契約者が支払った保険料を、保険会社が外国債等で運用している保険です。
簡単に言うと、円建ての保険と仕組みは同じで、通貨のみがアメリカドルなどの外貨になっている保険の事です。
外貨建て保険の魅力は、保険料の安さと貯蓄率の高さです。
詳しくは、以下の記事をお読みください。
「保険ショップ」は保険会社間の比較をしたい方向け
保険ショップは複数の保険会社の商品を取り扱えるため、前述した保険会社主催のセミナーよりは幅広い内容となります。
しかし、保険会社同様に最終的には保険の販売が目的のセミナーです。
保険以外の手段でのリスク対策については学ぶことが出来ないでしょう。
保険以外の選択肢を考えていない方にはオススメのセミナーです。
「銀行」は相続や贈与税対策を考えている方向け
最近では、銀行でも生命保険を取り扱えることから銀行主催の生命保険セミナーも開催されています。
ただし、扱っている商品や販売に力を入れている商品の特性から、保障よりも貯蓄の話をメインにしているところが多いです。
それに関連して「相続」や「贈与」税対策としての生命保険活用をテーマにして講演している銀行もあります。
しかし、取り扱っている商品は限定的ですので、保険会社同様に取り扱いのない商品の話は聞けませんので注意しましょう。
初参加・初心者の方にオススメのセミナーはこれ!
IFAのいる独立系FP事務所主催のセミナーに参加しよう
ここまで、主催者別にセミナー内容を解説してきましたが、今一つ選びきれない方やセミナー初参加の方、初心者の方は「IFAのいる独立系FP事務所」主催の生命保険セミナーに参加されることをオススメします。
なぜなら、IFAであれば生命保険以外の金融商品も取り扱うことが出来るため、他の金融商品も含めた一番ベストな方法を学ぶことが出来ます。
生命保険はリスクをカバーする方法のうちの1つでしかありません。貯蓄機能の面からみても、様々な貯蓄方法の手段1つでしかありません。
つまり、生命保険のみを取り扱っている機関では生命保険を活用した対策しか学ぶことが出来ません。
例えば、生命保険の見直しを考えるとき、「今と同じ保障内容で保険料を安くするにはA社」「今よりも保障内容を充実させたいからB社」「今よりも利率の高い終身保険があるのはC社」というように保険会社間で比較していませんか?
これでは、木を見て森を見ずです。
もしかすると保険で備えるリスクではないかもしれません。優先して保険をかけるべきリスクは別のところにあるかもしれません。
家計全体、ライフプラン全体を見て保険も考えなければ、本当の意味で解決はできません。
このようなアドバイスができるのは資格をもったファイナンシャルプランナーだけです。
<参考記事>
マネースクール101主催「マネーの基本」がオススメ
3-1でお伝えしたIFAのいる独立系FP事務所主催の生命保険セミナーを受けるなら、マネースクール101主催の「マネーの基本」セミナーがオススメです。
このセミナーでは、マネーの基礎知識や、今、最低限知っておきたい資産運用や保険のことが約2時間でしっかり学べます。
また、「マネースクール101」は初心者向けのマネースクールとして15年以上の実績があり、講師のレベルも高いのでセミナー初参加の方でも安心して参加できるでしょう。
【マネーの基本セミナー 講座内容例】
・お金を増やす上での大切な2つのポイント
・日本や世界の金利や為替の状況
・外貨投資と分散投資の基礎知識
・自分にとって必要な保険とは?
・生命保険を使った貯蓄方法
など
▼「マネーの基本」セミナーへのご参加はこちらからお申込みできます。▼
独立系FP事務所主催セミナー参加時の注意点
完全に中立的な立場ではない場合がある
独立系FPは、特定の金融機関に所属していないFPのことを指します。
中立的な立場でアドバイスしてもらえるということで魅力的ですが、なかには完全に中立的な立場で講演していないセミナーもあります。
例えば、特定の金融機関や企業とタイアップしているような場合が該当します。
この場合、中立的な立場と明示しながら、特定の金融商品に偏った内容になっている可能性がありますので注意しましょう。
生命保険だけしか取り扱いが出来ない代理店の場合がある
独立系FP事務所の中には、生命保険だけしか取り扱いが出来ない代理店の場合があります。
その場合、前述した保険ショップと同等のセミナー内容やアドバイスとなることもあるので注意しましょう。
参加する前に主催者のホームページ等で、IFAが在籍しているか、IFAの記載があるかをチェックしましょう。
まとめ
保険は皆と同じものを選べばいいわけではありません。
人それぞれ、世帯人数も年収も、ライフプランも違いますので保険の考え方も人それぞれ違います。
プロの知識や考え方を学ぶ場としてセミナーは有効です。
「保険は難しくてよくわからないから」と敬遠する方も多いですが、是非一度参加してみましょう。
「知らないと損をする」ようなプロならではの話が聞けるかもしれませんよ。