自転車保険の“無駄のない”入り方!加入できる場所とおすすめの保険
自転車を頻繁に利用するから自転車保険に入ろうか迷う…そもそも自転車保険ってあまり聞かないし、どうやって入ったらいいの?
自転車保険は、現在入っている保険(火災保険や自動車保険など)の補償内容を確認して入りましょう。フローチャートを用意しているので、それに沿って確認してみてくださいね。
自転車保険は、今入っている保険でカバーできる場合があります。
それを知らずに加入してしまうと、保険が重複、無駄な保険料を払うことになってしまいます。無駄がないように自転車保険を検討しましょう。
この記事でわかること!
- 自転車保険とは?
- 自転車保険の入り方(フローチャート付き)
- おすすめの自転車保険
自転車保険とは
自転車保険とは、自転車利用中の事故に備えられる保険です。
などがあります。これらには保険会社により事故後のトラブルを助ける「サービス」がついています。
自転車保険の補償内容と、保険でカバーできる補償、付帯サービスについて表にまとめました。
自転車購入の際に、TSマークという言葉を聞いたことある人もいるかもしれませんね。
TSマークで気を付けてほしいことは示談交渉などのサービスがついていないことです。もし、事故がおきてしまった場合、その後の示談交渉は自身で行うことになります。TSマークの補償についてくわしく知りたい方は日本交通管理技術協会HPを確認ください。
示談交渉サービスがついていると安心
保険会社によっては、個人賠償責任保険や傷害保険に様々なサービスがついている場合があります。
その中でも示談交渉サービスがついてと安心です。事故後は、冷静な判断をすることがむずかしく大変な労力が必要となります。弁護士費用やロードサービスは特約でつけると割高になってしまうため、あらかじめ補償内容に含まれているものを選ぶとよいでしょう。
個人賠償責任補償は無制限、1億円以上の補償があるものを
TSマークのみでは補償が不足する場合もあります。ですので、個人賠償責任補償は無制限、少なくても1億円以上の補償があるものを選ぶことがおすすめです。
保険会社によってサービスは様々です。加入前にサービス内容をしっかり確認しましょう。
<自転車による加害事故>約9300万円の賠償判決が下りた事例
男子高校生が夜間、イヤホンで音楽を聴きながら無灯火で自転車を走行中に、パトカーの追跡を受けて逃走し、職務質問中の警察官(当時25歳)と衝突。警察官は、頭蓋骨骨折等で約2か月後に死亡した。
(高松高等裁判所 令和2(2020)年7月22日判決)
参考:日本損害保険協会HP|自転車事故と保険
自転車保険の入り方
自転車保険は
- 相手や物に損害を与えた時に備える「個人賠償責任保険」
- 自身がケガをした時の補償の「損害保険」
を組み合わせたものです。
「個人賠償責任保険」は自転車保険に限らず、他の保険に付加されている場合があります。自転車保険への加入をする前に、ご自身の保険の確認をしてみましょう。
まずは今の保険(火災保険・自動車保険など)を確認
火災保険や自動車保険などに加入している場合、まずはご自身が加入している保険を確認しましょう。
「個人賠償責任補償」は、自転車事故に限った特約ではないので、火災保険や自動車保険などにすでについている可能性があります。もしくは、特約をつけられる場合があります。
以下のフローチャートで、現在の状況を確認してみてください。
重複加入に注意!
重複して加入しても、実際の損害額以上に保険金を受け取ることはできません。
つまり、2つの保険に入っていても2倍の保険金が受け取れるわけではありません。
逆に、重複している分は必要以上に保険料を払っていることになります。ですので、自転車保険に加入する前には加入している保険の補償内容をよく確認することが大事です。
サービス内容は保険会社に確認しよう
保険会社によって「個人賠償責任補償」や「日常生活賠償特約」など、特約名はさまざまです。
内容がわからない場合は保険会社に確認しましょう。今入っている保険の補償が少ない、個人賠償責任補償がついていない場合は、自転車保険への加入を検討しましょう。
自転車保険に入れる場所
自転車保険に入れる場所は、主に4つです。
それぞれの特徴をまとめましたので、自転車保険の加入を検討される方は是非参考にしてください。
インターネット
インターネットのメリットは様々な保険会社の情報収集ができ、365日24時間いつでも加入が可能です。ただし、インターネットに不慣れな方にはハードルが高いです。
サイクルショップ
サイクルショップのメリットは自転車購入時や修理時に同時に加入できるところです。TSマークへの加入はサイクルショップで可能です。
ただし、店舗に取り扱いのある保険にしか加入できないため、サービス内容はよく確認しましょう。
コンビニ
自転車保険はコンビニでも加入が可能です。コンビニで手続きができるので365日24時間いつでも加入が可能です。また、店舗も多いので手軽に加入ができます。
ただし、こちらもサイクルショップ同様、コンビニに取り扱いのある保険にしか加入できません。
コンビニで取り扱いのある保険例
- ローソン:東京海上日動
- ファミリーマート:損保ジャパン
- セブンイレブン:三井住友海上
保険代理店
保険代理店のメリットはアドバイスを受けながら加入保険を検討できることです。また、現在加入している保険の確認も同時にすることができます。
ただし、店舗に営業時間内に出向く必要があります。
最近ではオンライン対応できる店舗も増えていますよ!相談したいけど行くのはめんどくさい…という方はオンラインを活用しましょう。
【パターン別】おすすめの自転車保険
家族全員が自転車を利用するなら「家族プラン」
家族全員が自転車を利用する場合は、家族全員分の補償がある保険を検討しましょう。個々に加入するよりも、割安の保険料で加入することが出来ます。
※「家族型」の他にも「夫婦型」のプランがある保険会社もあります。
保険会社によって補償範囲や補償内容は異なりますので、よく内容を確認してから加入しましょう。
おすすめの自転車保険
移動保険UGOKU|損保ジャパン
家族全員の賠償リスクや弁護士費用、けがの補償にも対応している保険です
自転車に乗る頻度が高いなら「個人賠償責任補償」を手厚く
自転車を頻繁に使う方は「個人賠償責任補償」を手厚くしておくと安心です。
万が一事故の加害者になってしまった場合に、多額の損害賠償を負ってしまうこともあります。もしもの場合に備えて、相手への補償を手厚くしておくと安心です。
まとめ
自転車は身近な乗り物だけに、自転車事故は決して他人事ではありません。
自転車保険は、万が一事故の加害者になってしまった際の賠償金や自身のけがの治療費などに備えることができます。安心して自身やご家族が自転車に乗るためにも、事前によく補償内容を確認して加入するようにしましょう。
もし、自身にあった自転車保険がわからない、自身の保険に必要な保障が備えられているかわからない場合はファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。