児童手当が貯金できない!子どもの為に今使うか貯金すべきか考えよう
児童手当を貯金できていないのですが、貯金をした方がいいんですか?
児童手当は必ずしも貯金しなくてもよいですが、できれば、お子様のために使いたいですね。今、使うか、将来に向けて貯めるか悩むところですね。
この記事でわかること
- 児童手当の使いみち
- 児童手当は今使うか、貯金するか
- 有効な活用法
児童手当は子供のために使おう
児童手当は総額で約200万円を受け取ることができますが、基本的には子供のために使いましょう。
国も児童手当は子育て支援のために支給しています。
しかし、実際には児童手当は貯金だけではなく、色々な使い方をしている家庭が多いようです。
参考:内閣府|「児童手当等の使途に関する意識調査」報告書」(平成30~31 年)
ですが、自由に使えるとはいえ、生活費や私欲のために使うことは避けたいですね。
それでは、実際に児童手当をどのように使ったら有効かを考えていきましょう。
子どもの大学進学を考えているなら、児童手当は貯金をする
子どもを大学へ進ませようと考えているご家庭は、児童手当はまずは貯金することを検討しましょう。
大学費用は高額になるため、収入だけで賄うのは難しく貯めておく必要があるからです。
仮に、私立の文系大学に進学し、自宅から通う場合は4年間で約700万円のお金がかかります。
この費用を預貯金で準備することは容易ではありません。
しかし、児童手当の200万円をこれに充てることができれば、教育資金の準備がぐっと楽になります。
貯金ができない方は、「児童手当は貯金する」と決めてしまうとうまくいくかもしれません。
児童手当を資産運用するとさらに増やすことができる
現在、日本は低金利で預貯金ではお金を増やすことは難しいです。
もし、児童手当を銀行や郵便局に預貯金として貯めていくのではなく、資産運用をすることができれば、お金を増やすことができます。
資産運用の成功要因の一つに「長期投資」があげられますが、まさに児童手当をコツコツと資産運用することは「長期投資」になるからです。
以下のグラフは受け取った児童手当を預貯金と資産運用で成功した場合の比較です。
預貯金:0.01%
資産運用:6%
(児童手当は0歳~15歳まで月額1万円(3歳までは1.5万円)を積み立てし、以降はそのまま据え置いた場合でシュミレーション)
このように、児童手当を、預貯金ではなく資産運用をすればさらに増えて将来の教育資金等に使えるかもしれません。
教育資金の貯め方についてはこちらの記事に詳しく書いていますのでお読みください。
資産運用の手段は様々ですが、自分で考えるのが難しい方はFPに是非ご相談ください。
大学費用の見通しが立っている場合は、児童手当は今使ってもOK
大学費用が貯まっている(貯まる見通しが立っている)、または大学進学を視野にいれていない場合は、今、子供のために児童手当を使ってもよいでしょう。
今、児童手当を活用することで、今しかできない経験が積めたり、進学の幅が広がったりと選択肢や可能性が広がるからです。
例えば、習い事費用や、中学・高校の教育費に使うなどです。
児童手当を毎月の月謝や授業料に充てることで家計の負担も減りますし、子供のスキルアップにも繋がります。
また、全額を使い切らなくても、一部は将来の車の購入費や結婚資金に置いておくなど、家庭にあった使い方を検討しましょう。
まとめ
児童手当は子供の将来のために有効に使いたいものです。
そのためにも、計画を立てて有効に使うようにしましょう。。
日々の忙しい生活の中で、将来を立ち止まって考えることや、マネープランを気にすることは難しいかもしれませんが、「児童手当の使い方」からそのようなことを考えるきっかけにするのもよいかもしれません。
児童手当の有効な活用法、マネープラン等に悩む方は、ファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。