初心者がNISA口座開設前に考えるべき金融機関選び2つのポイント

初心者がNISA口座開設前に考えるべき金融機関選び2つのポイント

NISA口座を開設したいが、

そもそもNISAはどこで始められるのか..
金融機関はどこを選んだら良いのか..
商品は何を選んだら良いのか..

悩んでいる方も多いと思います。

金融庁の調査(2019年)によると、NISA口座を開設しても、約55%の方が開設したまま、何も商品を購入できていません

NISA口座開設後使いこなせない、多くの理由は、商品が選べないです。

最近は、ネット証券でNISA口座を開設する方も多いですが、商品数が多すぎて選べなかったり、注文方法が意外に難しく感じ、商品購入まで進んでいない方も多いです。

この記事では、NISA口座開設後、商品選択までできるように、金融機関の選び方、口座開設、商品選択のポイントをまとめていますので、ぜひ最後まで読んで見て下さい。

目次

NISA口座開設のポイントは商品数と相談サポート

NISA口座は主に、ネット証券、店舗型証券会社、銀行・郵便局の窓口で開設できます。

金融機関の選びのポイントは次の2つです。

まずは、ご自身が、何を重視するか考えてみましょう。

  • ポイント1・・・自分に合った良い商品があるか(商品数)
  • ポイント2・・・商品選びの相談ができるかどうか

商品種類と商品数が多い証券会社を選ぼう

NISA口座で購入できる金融商品は、投資信託か株式になります。金融機関によって、取り扱い可能な商品や商品数も異なります。

金融機関を選ぶ際に、一番大事なポイントは、自分に合った良い商品があるかどうかです。商品数が少なくても良い商品があれば問題ありませんが、商品数が多い方が、良い商品が見つかる可能性は高いでしょう。

下記の表のように、商品種類と商品数で比較すると、証券会社が有利です。銀行・郵便局は、証券会社に比べると商品数も種類も少ないです。

銀行・郵便局は通いやすさ等はあるかもしれませんが、自分に合った商品を見つけようと思ったら、証券会社を選ぶべきです。

証券会社で、口座を開設する際に、ネット証券で開設するか、証券会社窓口で開設するかは、ご自身の投資経験からして、商品選択の相談が必要かどうかで判断しましょう。

初心者は相談サポートがある金融機関を選ぼう

投資経験が少なく商品選択ができない方や、投資の知識が全くない方は、商品について相談できる金融機関を選ぶことをお勧めします。

特に初心者の方は、NISA口座を開設したものの、

  • 商品が多すぎて何を選んでよいのか、わからない
  • 購入手続き等やり方がわからない

といった理由で、商品選択まで進まず、なにも購入しないでNISA口座を放置しがちです。

投資経験がなく、インターネットの人気ランキング等をみて購入すると、自分の目的や投資経験に合わないものを買ってしまい、失敗してしまう事もあります。

下記の一覧表に金融機関別に、相談と手続きのサポートについてまとめていますので、商品相談から、商品購入手続きサポートまで、どこまでサービスが必要なのか、ご自身で検討してみて下さい。

(注)手続きのサポートはしてもらえるが、最終的な発注手続きはネット上で自身で行う。

IFAとは
IFAとは資産運用アドバイザーの事を言います。日本語では、「独立系金融アドバイザー」と呼ばれています。

証券会社と個人投資家の間に入り、口座開設、商品の購入までプロとして相談業務、仲介業務を行います。個人投資家の資産状況を踏まえ、将来の希望・夢の実現に近づけるために、効果的な資産運用のアドバイスを行う役割を担っています。

IFAの図

実は選び方が難しい!NISAの始め方はプロに相談すべき5つの理由

投資経験別金融機関の選び方

投資初心者はIFAから口座開設をしよう

投資初心者はIFA(独立系金融アドバイザー)からNISA口座開設がお勧めです。理由は次の通りです。

  • 複数の証券会社を比較してアドバイスをもらえる
  • 商品のアドバイスがもらえる
  • 購入手続きのサポートあり
  • 継続的なアフターフォロー
  • ライフプラン等商品以外の相談も可能

証券会社の窓口に行くと、金融機関によっては、売れ筋の商品や推奨商品を勧める事もります。目的や運用期間に合わない商品を購入する事にもなりかねません。

金融庁もIFAを推奨していますので、IFA制度を活用してみて下さい。

(参考)IFA制度に力を入れている主な金融機関

ネット証券 証券会社窓口
楽天証券 エース証券
SBI証券 PWM日本証券

投資経験豊富な方はネット証券がお勧め

 投資経験豊富で、商品選択から、購入手続き等できる方は、ネット証券がお勧めです。自分の好きなタイミングで、取引が可能です。

 窓口証券ですと、商品を注文する度に、担当者に連絡を取る必要があったり、金融機関によっては、土日は注文手続き等ができないところもあります。

また、必要な投資の情報収集も好きな時間にできますので、経験豊富な方は、楽天証券やSBI証券等、ネット証券がお勧めです。

NISA口座開設の手続き

金融機関を選択したら、その金融機関から書類を取り寄せます。新規口座開設の場合は主に下記の申告書類が必要となります。

ネット証券から、自身でNISA口座を作る場合は、下記の書類を自分で取り寄せて、記入する必要があります。

税務署へは金融機関が代行して申請を行いますので、税務署への届け出は必要ありません。

IFA(独立系金融アドバイザー)や証券会社の窓口で口座を開設する場合は、資料の取り寄せから、記入方法まで、全面的にサポートしてもらえます。

申請書類

《金融機関で用意してくれる書類》
・総合口座開設申込書(証券口座を持っていない場合)
・NISA口座開設申込書

《ご自身で用意する書類等》
・住民票
・本人確認証(運転免許証・パスポート等のコピー)
・マイナンバー(個人番号通知書)
・届出印 ※金融機関によっては不要
※ジュニアNISAは上記に加え「住民票等親族関係を証明する書類」が必要です。

NISA口座開設の流れ

①金融機関から証券口座とNISA口座開設書類を入手

②金融機関に(上記の)申請書類を提出

③NISA口座開設完了

④NISA口座での取り引き開始

⑤税務署にて、二重口座でないことを確認
※仮に二重口座があった場合は、NISA口座購入分が課税口座に移管されます。

NISA口座向け運用商品

長期運用なら世界株式の投資信託がお勧め

NISA口座の非課税期間は5年間ですが、2023年までの購入分は、ロールオーバーすることにより、10年間非課税で運用が可能です。

ロールオーバーについては、下記の記事に詳しく書いていますので、ぜひ読んでみて下さい。

新NISAでロールオーバー可能!チャンスを掴む為に今行うべき3つのこと

10年間長期で運用ができるのであれば、株式を中心としたハイリスクハイリターンの運用を考えていきたいです。具体的には、分散効果も考え「世界株式に投資する投資信託」がよいでしょう。

下図のように、先進国の株式は長期的には右肩上がりとなりますし、10年の投資期間があれば変動も吸収できると考えます。

MSCIワールド指数

MSCI ワールド指数
MSCI ワールド指数は、日本を含む主要国の株式を対象とする指数です。MSCIワールド指数は、先進国23カ国に上場する大・中型株を対象にしており、2015年5月末現在、1,631銘柄で構成されています。先進国の株式市場の動向を知るために最も利用されている株価指数の一つです。

配当・分配金目的の投資は要注意

NISA口座で購入した上場株式の配当金や、投資信託の分配金は、郵便局や銀行で受け取ることもできます。受け取り方によっては、税金がかかりますので、要注意です。

配当金や分配金の受取は、次の2つの方法から選択することができます。

①指定の銀行口座で受け取る(登録配当金受領口座方式)
②証券会社の取引口座で受け取る(株式数比例配分方式)

NISA口座で購入した、投資信託の分配金や、上場株式の配当金等について、①の指定の銀行口座で受け取る場合には、非課税とはならず、20.315%の税率で源泉徴収されますので要注意です。

また、配当金や分配金は、証券会社で受け取ることによって、非課税にはなりますが、その後はMRF※という、預金と同じ役割をした投資信託で運用されます。MRFは預金金利なみに金利が低いのです。

MRFとは
MRFというのは、証券会社における普通預金といっても差しさわりのない商品です。元本保証がされているわけではありませんが、原則として元本割れしないように極めて安全に運用されている投資信託(公社債投信)です。過去にも元本割れをしたことは一度もない商品となっています

分配型の投資信託については、下記の記事に詳しく記載していますので、参考までに読んで見て下さい。

現役世代は投資信託で毎月分配金受取より無分配又は再投資がお勧め!

まとめ

NISA口座開設は、開設後に自分に合った商品を選ぶことが重要です。商品選びで失敗しないように、投資経験がない方、商品知識が無い方は、一度プロに相談する事をお勧めします。

また、プロへの相談に対してハードルが高く感じる方は、金融機関が主催するセミナー等に参加するのも良いでしょう。

セミナーの選び方は、次の記事を参考にしてみ下さい。

初心者必見!自分にピッタリの投資信託セミナーの選び方徹底解説

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