手取り20万円一人暮らしでも貯金はできる!貯金する為の4つの方法
手取り20万円で一人暮らしをする場合、どのくらい貯金ができますか?
結論、手取り20万円で一人暮らしをする場合、多く貯金をするのは難しいかもしれません。ただ、工夫次第で貯金はできますのでがんばっていきましょう。
この記事では、手取り20万円で一人暮らしをした場合に、どのくらい貯金ができるのか?また、貯金をしていくための方法をお伝えしていきます。
できるところから、少しずつでも貯金ができるようになっていきましょう。
この記事で分かること!
- 手取り20万円での一人暮らしでどのくらい貯金ができるのか?
- 一人暮らしの平均生活費と内訳
- 手取り20万円で一人暮らしをする場合でも貯金する方法
- 確実に貯められるおすすめの貯金方法
手取り20万円で一人暮らしをしたらどのくらい貯金ができる?
まずは、一人暮らしをする際にかかる生活費の平均支出を見ていきましょう。
食費 | 38,668円 |
水道光熱費 | 9,821円 |
家事用品費 | 4,224円 |
洋服や靴など | 5,676円 |
保健医療 | 4,680円 |
交通費 | 7,188円 |
通信費 | 5,606円 |
娯楽費 | 22,342円 |
交際費 | 10,553円 |
※その他支出 | 24,272円 |
合計 | 133,030円 |
出典:「統計調査 家計収支編 単身世帯(2023年)」(総務省統計局)
※その他支出 (諸雑費、理美容サービス、理美容用品、身の回り用品、たばこ、他の諸雑費)
この生活費に家賃を加えたものが、一人暮らし1ヶ月に最低限必要なお金の目安になります。家賃ごとに手取り20万円でいくら貯金ができるのか見てみましょう。
一人暮らしの全国の平均支出で計算した場合、家賃を5万円に抑えても手元に残るお金は約17,000円です。
特に東京での一人暮らしでは、一般的に物価や家賃が全国平均よりも高くなりますので、工夫無しでは貯金は難しいことがわかります。
手取り20万円で一人暮らしをする場合でも貯金をする4つの方法
手取り20万円でも、工夫しだいでは貯金をしていくことは難しくありません。
- 家賃の安い物件を探す
- ボーナスを貯金に回す
- 支出を見直して節約をする
- 副業する
これらを駆使していけば手取り20万円でも貯金をしていくことが可能となります。一つずつ見ていきましょう。
家賃の安い物件を探す
一人暮らしをする際には、家賃が一番大きな出費です。
そのため、家賃を抑えるのが貯金額を増やす一番の近道となります。
一般的に家賃は「手取りの3分の1」が適切だと言われています。
手取り20万円の場合、3分の1は約6.6万円ですので、6万〜7万円前後を目安に家賃の安い物件を探すことが必要です。
以下は、東京の家賃相場です。
東京都 人気のエリア別家賃相場(ワンルーム)
1位:世田谷区 7.2万円
2位:港区 10.9万円
3位:新宿区 7.9万円
最安値:西多摩市 3.0万円
※東京都の平均家賃相場は「8万1,001円」
参考:総務省統計局|平成30年住宅・土地統計調査
上記のように、東京でもどの地域に住むかにより、家賃の相場には大きな差が生まれます。
都心部では家賃が高額になりがちですが、市部では比較的安い物件が見つかることがあります。
手取り20万円で一人暮らしをしながら貯金をするにはまず、家賃の安い物件に住むことが重要となります。
埼玉・千葉・神奈川なら家賃が抑えられる
埼玉県、千葉県、神奈川県などの隣県は、東京よりも家賃を低く抑えられることが多いです。
貯金したい場合は家賃の低いエリアに住むことも検討しましょう。
埼玉県 人気のエリア別
1位:川口市 5.3万円
2位:さいたま市大宮区 6.6万円
3位:川越市 4.5万円
千葉県 人気のエリア別
1位:船橋市 5.4万円
2位:市川市 5.5万円
3位:松戸市 4.9万円
神奈川県 人気のエリア別
1位:横浜市中区 6.5万円
2位:横浜市鶴見区 5.7万円
3位:横浜市神奈川区 5.8万円
ボーナスを貯金に回す
ボーナスが出る方は、そのボーナスを貯金に回しましょう。
毎月貯金が難しい場合でも、ボーナスを貯金に回すことができれば貯金額を大きくすることができます。
例えば、新入社員の夏のボーナスの平均額は「7~10万円」、冬のボーナスは「給料の1〜2ヵ月程度」です。
夏冬のボーナス合計約30万円を貯金に回せたとしたら、毎月2.5万円貯金したことと同じ意味となります。
一般的に社会人1~2年目はボーナスや給料が少ないですが、経験を積み重ねたり成果を出すことでボーナスの支給額が増え、昇給もしていくことでしょう。
今はまだ貯金額が少なくても、近い将来収入の増加により、多くの貯金が可能になるかもしれません。
支出を見直して節約をする
一人暮らしに慣れてきたら、節約にもチャレンジしてみましょう。
無駄な支出を見直し、節約をすることで貯金額を増やすことができます。
特に、毎月一定金額かかる『固定費』の見直しができると、一度の見直しで毎月継続して効果的に貯金額を増やすことができます。
具体的には、次のような方法があります。
スマホの料金プランを見直す
大手携帯会社より格安携帯会社の方が安い場合があります。
実際に大手3キャリアといわれるNTTドコモ、au(KDDIグループ)、ソフトバンクの月額料金の平均額は約1万円前後。(参照:MMD研究所|2022年9月通信サービスの料金と容量に関する実態調査)
一方、格安携帯会社の格安SIMなら3〜5千円台で済む場合があります。
料金プランの見直しで年間数万円単位での節約が可能です。
サブスクを見直す
契約したものの、使用頻度が低い・使っていないサブスクは、解約するだけで固定費の節約となります。
動画、音楽、書籍など、一度サブスクの見直しを行ってみましょう。
日々の節約は無理のない範囲で
また、固定費の見直し以外にも、日々節約できることもあります。
無理のない範囲で以下の節約も試してみましょう。
- 自炊して食費をコントロールする
- 外食は回数や予算を決めておく
- 休日はお金をかけずに楽しむ
- カットモデルで散髪代を浮かせる
など
ただし、”我慢”はストレスを溜めてしまう可能性がありますので、ほどほどにしておくことが重要です。
支出を把握するためには、『家計簿』が効果的です。具体的に支出を把握することで、無駄遣いを減らし、貯金額を増やすことができます。
ぜひ、無理のない範囲で自分が見直しやすい項目から取り組んで節約してみましょう。
副業をする
ボーナスが無い(少ない)方や節約がなかなか難しい場合は、副業を始めるのも良いでしょう。
短期や日雇いのアルバイト、フリマアプリなどの副業を始めることで、収入を増やし貯金に回すことができます。
他にも、資格を活かした在宅ワーク、ブログやホームページから広告収入を得る『アフィリエイト』など、インターネットを使った副業にはたくさんの種類があります。
副業の平均月収は「5万9,782円」
参照:マイナビ転職『副業に関する意識調査』より
副業のメリットは働いた分だけお金が貯まるので、自分の努力次第で貯金額を増やすことができます。
確実に貯められるおすすめの貯金方法
一人暮らしにも慣れ、次第に貯金ができるようになったら、自動積立を活用して先取り貯蓄する方法がおすすめです。
貯金が苦手な人や確実に貯蓄したい人は、毎月一定額を自動的に貯金する方法が続けやすく、なにより確実に貯めることができます。
例えば、先取り貯蓄の方法には以下のようなものがあります。
- 自動積立定期預金
- 積立保険
- 財形貯蓄制度
これらの方法はどれも、毎月の貯金額とタイミングを決めておけば、毎月自動で貯金ができる仕組みです。
これにより、確実に貯金を続けられます。
まとめ
手取り20万円で一人暮らしをする場合、そのままでは貯金をするのは難しいかもしれません。
それでも、工夫次第で貯金をすることは十分可能です。
貯金額は最初は少なくとも、日々の生活を工夫しながら、少しずつでも貯金額を大きくしていけるといいですね。