つみたてNISAの途中解約とは?途中解約しない方が良い場合と対策方法
つみたてNISAは途中解約できますか?
つみたてNISAはいつでも途中解約することが可能ですが、解約理由によっては途中解約以外の方法もあります。
この記事で分かること!
- つみたてNISAを途中解約したときの取り扱い方
- つみたてNISAを途中解約したくなった時の解約以外の方法
つみたてNISAの途中解約とは積み立てた商品を売却すること
つみたてNISAの途中解約とは、つみたてNISA口座で購入した投資信託を売却することです。
つみたてNISA口座で購入した投資信託はいつでも売却することができ、非課税期間内の売却は利益が出た場合も非課税です。また、全額ではなく一部のみを売却することも可能です。
基本的には、制約やデメリットなどなく、途中解約(売却)することができます。
売却すると、およそ1週間以内には、現金を引き出すことができますよ。
つみたてNISAは途中解約した後、積み立ての継続も停止も可能
つみたてNISAを途中解約(売却)したのはいいけど、積立はそのまま続けないといけないのか気になりますよね。
つみたてNISAを売却した後は積み立てを続けることもできるし停止することもできます。
ですので、例えば途中解約して現金を引き出したいときには、
- 売却して、積立も停止する
- 売却するが、積立は継続する
のどちらかの方法をとることができます。
【解約理由別】つみたてNISAの途中解約以外の方法
つみたてNISAはいつでも解約することはできますしデメリットも特にありません。
しかし、解約したいと思っても、解約(売却)をせずに別の方法をとったほうが良いときがあります。
解約(売却)以外の方法を解約理由別に考えてみましょう。
理由① お金が必要
将来お金が必要になるときのために、つみたてNISAを始めたのですから、お金が必要なときに途中解約するのは当然です。
ポイントは、その際に全部を売却することもできますが、一部を売却することも可能だということです。
例えば50万円積み立ててるうちの、20万円だけ必要な場合は、20万円分だけ解約(売却)します。そうすると残りの30万円はつみたてNISAで運用を継続することができます。
お金が必要な時は一部売却も検討しましょう。そうすれば、残りはまだ運用を継続することができますね。
理由② 運用成績があまりよくない
運用成績が期待通りではないと途中解約を考えたくなります。
そのような場合は、まず原因を明らかにしましょう。原因によって対策方法が変わってきます。
具体的には以下の通りです。
原因 | 対策 |
購入している投資信託がよくない | 解約(売却)して他の投資信託を購入する |
マーケットの変動などで一時的に下がっている | ここは、ガマン時、継続保有する |
運用成績があまりよくないからといって、すぐ解約(売却)するのではなく原因を考えましょう。
運用成績の良くない原因がわからない場合は、FPやIFAなど専門家に相談するのもよいですね。
理由③ 積み立てる資金がない
積立ての資金が無くて、その資金を確保するために途中解約することに意味はありません。
同じ投資信託を購入し、保有するからです。
積み立てる資金が無ければ、積立を停止すれば大丈夫です。
資金に余裕ができれば、また積立を再開することもできますよ。
理由④ よくわからずに初めて不安なので途中解約したい
金融機関等の勧誘などで、当初は何となく理解していたものの、結局よくわからずにつみたてNISAを始めてしまった方も多いと思います。購入している投資信託の内容等もよくわかっていないかもしれません。
本来はしっかりと目的を考えてから投資信託を選択するべきですが、このような場合でもすぐに解約(売却)をするのではなく、良い投資信託だったらそのまま保有していればよいですし、そうでなければ売却しましょう。
保有か解約かを迷った際はFPやIFAなどの専門家に相談しましょう。
内容が良くわからなくても安易に解約せず、一度相談してみましょう!
まとめ
つみたてNISAはそもそも、「非課税」というメリットを、長期投資によりリスクを軽減しながら複利効果を期待して資産運用する人に与えた制度です。
ですので、つみたてNISAを始めたら、途中解約をせずにできれば非課税期間(20年)終了まで長期で持ち続けることでメリットを最大化したいものです。
また、途中解約をしたくなった時もなるべく他の手段も検討してみましょう。よくわからない場合は、FPやIFAに相談してみてください。