NISA口座の金融機関を変更したい!Q&Aと図でわかりやすく解説!

なんとなくすすめられて、NISA口座を開設し運用してみたものの・・・
「購入したい投資信託が自分の金融機関で取り扱っていない」とか・・・
「違う金融機関のほうが使い勝手がよさそうだなぁ・・・」など。

NISAをはじめている方は、そんなことを思ったことはないですか?

金融機関を変更するのって面倒くさそうとか、NISA口座開設の時みたいにたくさん書類をださなくてはいけないの?と思っている方もいるのではないでしょうか。

実は、金融機関の変更手続きは割と簡単にできるんです。

この記事では、
・NISA口座の金融機関変更の手順
・金融機関を変更したほうがいいケース

などQ&Aも記載してわかりやすく解説していきます。
金融機関を変更したいと思っている方のお手伝いをします。

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1NISA口座を他の金融機関へ変更する手順

NISA口座は一人につき一つの口座のみです。
いくつもNISA口座を開くことはできません

NISA口座は金融機関を通して開設します。
一人につき一つなら、金融機関も一つでなくてはいけないと思いませんか?

違うんです。金融機関に関しては、年単位で金融機関を変更することができるのです。

ではその手順を説明しましょう。

★上の図を例にとってA銀行からB証券へ変更する手順を金融機関別に説明していきます。

STEP1 A銀行の手続き

A銀行では金融機関の変更を依頼。
廃止通知書」というものを発行してもらいます。
発行まで約1か月かかります。

①A銀行へNISA口座の金融機関を変更したい旨を伝えます。(電話やインターネット)
            ↓
②「金融商品取引業者等変更届出書」(「非課税口座廃止届出書」)が送られてきます。※1
            
③「金融商品取引業者等変更届出書」(「非課税口座廃止届出書」)に記入してA銀行へ提出します
            ↓         
④「非課税管理勘定廃止通知書」(「非課税口座廃止通知書」)が届きます。※1

 

1「非課税管理勘定廃止通知書」と「非課税口座廃止通知書」の違い


a)「非課税管理勘定廃止通知書」
…変更前の金融機関のNISA口座で購入したものは引き続き変更前の金融機関で保有することができる。売却もできる。
変更前の金融機関で運用している人におすすめ。
申請時の届出書は「金融商品取引業者等変更届出書」で依頼。

b)「非課税口座廃止通知書」…変更前の金融機関のNISA口座を廃止する場合。
NISA口座を開設したがまったく利用していない人におすすめ。
申請時の届出書は「非課税口座廃止届出書」で依頼。

変更前の金融機関のNISA口座で購入をしていて廃止をした場合は、課税口座へ移管されてしまいます。
非課税にしたいなら売却するしかありません
変更前の金融機関の購入をしているのならa)のほうがいいですね。

STEP2 B証券の手続き

B証券ではNISA口座開設の申し込みをします。
NISA口座が開設されるまで、約23週間かかります(201871日現在)


⑤B証券へNISA口座を始める旨を伝えるます。(電話やインターネット)
→B証券に一般口座や特定口座がなければ(全く初めてなら)新たに口座開設をしなくてはなりません
NISA口座の申請と同時に口座開設をします。※2
             ↓
⑥B証券から「非課税口座開設届出書」が送られてきます。(口座開設一式)※2
             ↓
⑦A銀行から送られてきた「非課税管理勘定廃止通知書」(「非課税口座廃止通知書」)と、記入した「非課税口座開設届出書」を提出します。
(B証券で口座開設をしていなければ、開設一式の書類も送ります)
             ↓
⑧B証券からNISA口座開設完了のお知らせが届きます。

※2 B証券の口座開設書類は先に取寄せることができます
・①~③のA銀行に変更をしたい旨を伝えている期間にB証券へNISA口座開設書類を取り寄せてもいいです
・①のA銀行に変更したい旨を伝える前でもできます。
 先にB証券へ書類を依頼しておくと時間の短縮になります。

いかかですか。NISA口座金融機関の変更はそんなに難しいことはないと思います。
初めてNISA口座を開設するときはマイナンバーなど提出書類が多かったのですが、金融機関の変更はそれほど提出書類は多くありません

では、次にQ&Aでわかりやすく解説しましょう。

 2 NISA口座金融機関変更のQ&A

Q 金融機関を変更した場合、変更前の商品は変更先へ移すことはできますか?

A できません。変更前の金融機関で購入した商品はそのまま変更前の金融機関で保有することができます。
     購入した年から5年間非課税で運用することができます。


Q 今年の分を購入していますがすぐに金融機関の変更はできますか?

A 今年NISA口座で購入しているなら今年は金融機関の変更ができません。
  翌年から変更可能となります。変更の手続きには受付できる期間があります。※3

※3 金融機関の変更の受付期間

○変更したい年にNISAを利用していない場合
 →変更したい年の前年10月~変更したい年の9月まで
  例1)今が2018年で、2018年に変更したい→受付期間は20189月まで
  例2)今が2018年で、2019年に変更したい→受付期間は201810月~20199月まで

○変更したい年にNISAを利用している場合
 →翌年から変更可能です。
  例1)今が2018年で、2018年に変更したい→できません
  例2)今が2018年で、2019年に変更したい→受付期間は201810月~20199月まで


Q 今年購入した覚えがないのに購入している履歴があります


A 自分では購入した覚えがなくとも・・・

 ①積立投信(毎月同額で、同ファンドを自動で購入)になっており、毎月自動的に購入している
 ②分配金が再投資するファンドでその年に購入となった
という可能性があります

 

Q A銀行で購入した商品をA銀行で5年間保有しています
  途中B証券へ金融機関変更しました

  今はB証券でNISA口座を開設しています
  A銀行の5年間の運用が終わるのですが、

  A銀行で運用しているものをロールオーバー※4できますか?

A 今がB証券でNISA口座を運用しているのならA銀行の商品はロールオーバーできません。
  ロールオーバーができるのは同一の金融機関となっています。
  ロールオーバの前にA銀行へ金融機関変更をすればA銀行の商品をロールオーバーすることができます。

※4 ロールオーバー

5年の投資期間が終了したあと、翌年の非課税口座へ移管することができます。この移管することをロールオーバーといいます。
ロールオーバーをすることで、さらにもう5年間非課税口座で運用することがでます

非課税期間が終了したあとのことが書かれています

Q ジュニアNISAは金融機関変更できますか?

A できません。ジュニアNISA口座の開設は、すべての金融機関を通じて1人1口座のみです。
  途中で金融機関を変更することはできません。
  口座開設時は、金融機関の購入手数料や取扱ファンド数などを考え慎重に選んだほうがいいですね

ジュニアNISAのメリットを徹底解説しています

3 金融機関を変更したほうがいいケース

今の金融機関に特に不満がない場合は、そのまま今の金融機関でやっていきましょう。
では、金融機関を変更したほうがいい場合はどんなケースでしょう。

今の金融機関に運用したい商品がない

投資信託などは、金融機関によって取り扱っているファンドの数も違えば、ファンドの内容も違います。

NISAをやっていくうちに知識がついてきてこのファンドで運用したい!となるかもしれません。
今の金融機関では取り扱っていない・・・
という場合があります。

ファンドの数が豊富な金融機関もあります。
数が多ければいいということではありませんがあまりに取扱いが少ない金融機関では選択の幅が少ないということですね。

「株式又は上場株式」の購入をしたいが取り扱いがない

NISAで投資できる商品は、「投資信託」や「株式又は上場株式」などです。
銀行や郵便局でも、NISA口座開設ができ運用ができます。

銀行や郵便局は、「株式又は上場株式」を取り扱っていません。NISAで「株式又は上場株式」で運用したくてもできないんです。

取引銀行で勧められるがままNISA口座を開設した。という人も少なくないのでは。

変更先の方がWEBサイトやホームページなど使い勝手がいい 

ファンドの内容の確認や運用実績の確認など、ホームページ等でできますが、スマホ対応がしていなく表示がわかりにくいなど。

自分にとって使い勝手がいい金融機関のほうがストレスがないですね。

変更先の方が購入手数料が安い場合

金融機関によって、購入手数料はまちまちです。(ファンドによっても変わってきますが)
ネット証券のほうが人件費がかかりませんからファンドの種類によっては購入手数料がずっとゼロなど

付帯サービス(ポイント付与など)をつける金融機関もあります。

4 まとめ

NISA口座の金融機関変更に関して解説してきました。
手順や変更した方がいいケース、ご理解いただけましたでしょうか。

金融機関の変更はわりと簡単にできます。

もし、今の金融機関が、自分には合っていないということなら、金融機関を変更しましょう。

運用をしていくうえで大切なことは、妥協せず、自分が投資したいと思う商品で運用することです。
自分にあった金融機関と商品でがんばってお金を増やしていきましょう。

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