複合機のカラー印刷コストは1枚約30円。コストを抑える複合機の選び方
複合機の導入を検討しています。カラー印刷1枚のコストはいくらくらいですか?
複合機の機種や契約によりますが、カラー印刷1枚のコストは20~30円のところが多いです。
この記事では、複合機のカラー印刷コストを解説するとともに、複合機独特な『カウンター保守契約』についてや、印刷コスト削減のために重要なことをお伝えします。
この記事で分かること!
- 複合機のカラー印刷1枚のコストは約20~30円
- カウンター保守契約とは?
- カウンター料金を安くする方法
- 複合機導入後の印刷コストを抑える方法
複合機のカラー印刷1枚のコストは約20~30円
複合機のカラー印刷1枚のコストは約20~30円程度です。(機種、リース契約による)
白黒(モノクロ)印刷と比べるとカラー印刷は1枚あたり約10倍の費用がかかります。
白黒(モノクロ) | フルカラー | |
平均コスト/1枚 | 2~3円 | 20~30円 |
また、複合機はこの1枚あたりのコストのことを『カウンター料金』と呼びます。
複合機は一般的に”カウンター保守契約”を結び、印刷した枚数に応じたカウンター料金を支払う仕組みをとります。
このコストにはトナーなどの料金のほか、定期メンテナンスや故障時の修理などの保守費用、販売店のマージンが含まれています。
カウンター保守契約とは
カウンター保守契約とは、印刷枚数に基づいた料金(カウンター料金)を支払う契約のこと。
モノクロ・カラーそれぞれ1枚あたりの単価が設定され、印刷した枚数分の料金が請求される仕組みです。
※両面印刷は”2カウント”と数えます。
この契約の中には、機器の定期的なメンテナンスやトナー・インクの補充、故障時の修理などの保守サービスが含まれることが一般的。
ただし、印刷代金(カウンター料金)の中には販売店の保守費用やマージンが多く含まれるため、特にカラー印刷1枚あたりの料金は高くなりがちになります。
印刷コストを安くしたいなら導入前の複合機選びや契約、販売店選びが重要
印刷代金を安くしたいなら導入前時点の複合機選びや契約、販売店選びが重要です。
なぜなら、一度契約して印刷代金が決まってしまうと、当たり前ですが契約が終わるまでその費用がコストとして発生します。
そのため、契約時の印刷代金を抑えることこそが印刷コストを抑えることにつながります。
印刷代金が決まる要素として、
- 複合機のメーカーや機種
- 月間印刷枚数
- サポート・保守内容
- 販売店(リース会社)の独自のサービス
などがあります。
一つずつ見ていきましょう。
複合機のメーカーや機種
複合機のメーカーや機種によって、印刷コストは大きく変わります。
印刷代金を低くしたい場合には、メーカーや機種選びにこだわるべきでしょう。
例えば、
- カラー印刷が安い/高い機種
- 印刷の品質が高い代わりに、印刷代金が高いメーカー
- 印刷の品質は高くないが、印刷代金は安い機種
- 大量印刷に向いており、印刷代金は安い機種
など
メーカーや機種の特色で印刷代金は変わってきます。
どのような品質の印刷を、どれくらいするかを考慮した上で、メーカーや機種を選びましょう。
月間印刷枚数
月間の印刷枚数によっても印刷コストが変わる場合があります。
なぜなら、月間印刷枚数が多い場合、印刷代金を安くする(ボリュームディスカウント)といった割引を提供している場合があるからです。
印刷枚数が多くなる見込みの場合や、複合機の導入台数が複数ある場合は、印刷代金を安くする交渉材料になります。
サポート・保守内容
サポート・保守内容によっても印刷コストが変わってきます。
例えば、
- 常時メンテナンス無し(スポット保守契約)
- 保守対応が限定的(営業時間のみの対応、など)
自分たちで軽微なメンテナンスができたり、保守内容が限定的でも良い場合、契約時のサポート・保守内容やプランの変更が可能であれば、印刷代金を下げることができるかもしれません。
販売店(リース会社)の独自のサービス
販売店(リース会社)によっては独自のサービスがあり、印刷コストを安くできる場合があります。
例えば、複合機のメンテナンスを”メーカーメンテナンス”に限定することで、印刷代金に乗せる保守費用とマージン(利益)をギリギリに設定し、原価に近い状態で提供するサービスがあります。
以下は平均的な複合機と、印刷代金に利益を乗せていない、原価での複合機のコスト比較です。
平均 | 原価 | |
白黒/1枚 | 3円 | 0.4〜0.8円 |
カラー/1枚 | 30円 | 4〜8円 |
カラー印刷コストの安い複合機を探している、カラー印刷が必要でコスト高に悩んでいる、そんな方は原価提供サービスをしている複合機の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
カラーで月間2000枚印刷した場合のコスト比較
カラーで月間2000枚印刷した場合のコストを、『平均的な複合機』と『原価提供の複合機』を比較すると、
平均的な複合機:30円×2000枚=60,000円
原価提供の複合機:6円×2000枚=12,000円
※1枚6円で計算した場合
1ヶ月で4万8千円の差、1年では57万6千円の差になります。
複合機導入後のカラー印刷コストを抑える3つの方法
コストを考えて複合機の導入・契約をしたとしても、複合機の利用を開始すると”印刷コストの削減”は再度課題に上がることでしょう。
これまでお話した通り、”カラー印刷”のコストはモノクロ印刷に比べて大きいため、カラー印刷のコストを抑えることができれば、より低コストでの運用が可能となります。
ここでは、カラー印刷コストを抑える方法を3つご紹介します。
- 印刷設定の最適化
- 印刷ルールの策定と徹底
- カウンター料金の安い複合機の導入・交換
印刷設定の最適化
複合機を導入したら、最初に着手したいのが印刷設定の最適化です。
なぜなら、適切な印刷設定を行うことで、コストの高いカラー印刷を制限したり、無駄な印刷をなくすことができるからです。
例えば、以下のような工夫がおすすめです。
- 両面印刷は片面1枚に収める(※両面印刷は2カウントとなるため)
- 縮小印刷を活用し印刷枚数を削減
- できる限りモノクロ印刷を利用する
など
前述してあるとおり、特にカラー印刷のコストが高いため、カラー印刷の枚数をいかに減らすかを考えるとよいでしょう。
印刷コストの削減についてより詳しい内容は以下の記事をご確認ください。
印刷ルールの策定と徹底
印刷ルールを設定し、利用者に徹底してもらうのもコスト削減に効果的です。
例えば、
- 印刷前のプレビュー確認の徹底
- 印刷可能時間の設定
- ユーザーごとに印刷枚数制限を設ける
- 特定の印刷の際は管理者の許可を必要とする
などです。
印刷ルールについては以下の記事でより詳しく解説しています。
定期的なメンテナンス
複合機の定期的なメンテナンスは欠かさず行いましょう。
インク・トナーの使用効率を高め、無駄な印刷を減らすことができるからです。
メンテナンスを行い、常に正常な状態で印刷を行うことで
- ミスプリントの防止
- 過剰なインク消費の防止
など
のメリットがあり、コスト削減に貢献します。
カウンター保守契約を結んでいれば、定期的なメンテナンスやトナー・インクの補充は保守費用に含まれています。活用しましょう。
まとめ
複合機のカラー印刷コストは様々な要因によって左右されますが、導入前の契約、導入後の工夫によって削減することが可能です。
印刷枚数が多い、特にカラー印刷を必要とするような場合、印刷代金を下げることは印刷コスト全体に大きく影響します。
自社に最適な複合機や契約を結んで、できる限り印刷コスト削減に取り組んでみてください。
この記事が(カラー)印刷コスト削減につながると幸いです。
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複合機の費用内訳は固定費・印刷のランニング費用。ランニング費用には、保守費用や販売店のマージンが多く含まれています。当サービスは販売店を経由しないため、販売店の保守費用を削減。印刷代金を原価で提供しています。
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