貯金ばかりでは将来後悔する!?後悔しないために始めたいお金のコト

貯金ばかりでは将来後悔する!?後悔しないために始めたいお金のコト

将来が不安で貯金ばかりしてしまいます。後悔してしまわないでしょうか…。

貯金をたくさんしてきたことは素晴らしいですね。ただ、正直なところ、貯金ばかりでは後悔してしまう可能性があります。後悔しないようなお金の貯め方、使い方をしていきましょう。

貯金ばかりしてしまう人の多くは、

物価が上がることなんて考えていなかった』、『もっと自分のためにお金を使えばよかった』などの理由で後悔する方が多いです。

この記事では、なぜ貯金ばかりでは後悔してしまうのか?、そして、後悔しないために今からできる方法を解説していきます。

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目次

貯金ばかりでは将来後悔してしまう!大きな2つの要因

貯金ばかりしていては将来後悔することになってしまう可能性があります。

その大きな要因は2つ

  1. 貯金だけではお金が増えない
  2. インフレに負けてしまう

それぞれ詳しく解説していきます。

貯金だけではお金が増えない

貯金をしても、そのお金は一向に増えません。

なぜなら、預貯金の金利が低いからです。

例えば、現在(2024年2月現在)の大手銀行などの普通預金金利は0.001%。(参照:三井住友銀行|円預金金利

100万円を10年預けても、利息はたったの100円(税引き前)です。

このように、金利がほとんどつかない”貯金”を選んでいると、

せっかく長い時間をかけて預けていたのに全然増えていない!

という状況に後悔する可能性があります。

インフレに負けてしまう

先の『貯金だけではお金が増えない』と関連しますが、貯金ばかりでは将来インフレに負けてしまい、後悔してしまう可能性があります。

なぜなら、インフレになるとモノの値段が上がり、お金の価値が下がるため、今の金額では同じ物が買えなくなってしまうからです。

インフレのイメージ

例えば、現在100万円の車を買うため、5年後までに100万円貯める目的を立て、一生懸命貯金していったとします。

しかし5年後、『お金』は増えず100万円は100万円のままですが、『モノ(ここでは車)』はインフレにより価値が上がり、100万円以上の価値になり、100万円では買えなくなるという現象が起こってしまいます。

インフレ率年2%で5年後には100万円で同じ車が買えなくなることを解説する図

このように、貯金をしていてもお金は増えないため、インフレに負けてしまう、という状況になってしまいます。

日本政府は年2%のインフレを目指している

日本政府はデフレを脱却するため、2013年より2%のインフレ率を目指しています(参照:日本銀行|金融政策

そのため、例えば現在100万円のサービスや物の価値は以下のようになっていきます。

年2%のインフレによりサービスや物の価値は上がっていくので、同じものを購入するにしても年2%のインフレ以上にお金を増やしていく必要がある図

つまり、私達はこの”年2%のインフレ”以上にお金を増やしていかないと、インフレに負けてしまう、ということになります。

インフレによる価格上昇の例

①ディズニーランドの入園料
2004年(20年前):5500円
2024年(現在):10900円(日程による)

②私立大学の授業料
2004年(20年前):807,413円
2024年(現在):870,000円

③スターバックス『スターバックス ラテ』(Tall)の価格
2004年(20年前):340円
2024年(現在):495円

通常はインフレにより給料も上がるはずですが、現在は物価上昇に給料の上昇が追いつかないという現象が起こっています。

貯金ばかりで後悔しないためには”お金を増やすこと”が重要

貯金ばかりで後悔しないためには、”お金を増やす”ことを考えるのが重要です。

なぜなら、お金を増やすことができれば、インフレに対応することができるからです。

お金を増やす方法として検討したいのが”投資”です。

先に、預貯金ではほとんど利息がつかないとお伝えしました。

例えば、100万円で投資を行った場合ではどうなるか見てみましょう。

仮に年率7%での運用が達成できた場合、10年で196.7万円(+96万7千円)、20年間で387万円(+187万円)となります。

【年率7%での20年後の投資結果】

年率7%での20年後の投資結果のシミュレーション。20年後には元本+運用収益で387万円に増える

※あくまでもシミュレーションです。将来のリターンを約束するものではありません。

投資は損をするリスクもありますが、実は10年20年と長期で運用を行う場合、そのリスクは低減できるという特性を持っています。

つまり、貯める目標が10年後20年後と長期間の場合は、損をするリスクを下げ、インフレ率以上に資産を増やすことができます

投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動リスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。

金融庁|投資の基本より引用

投資で『利率6〜8%』は現実的な数字

『利率6〜8%』という数字は、実際にある投資信託『MSCIコクサイインデックス』の過去20年平均の利率を参考にしています。(2024年1月末時点のデータでは過去20年平均利率は『8.7%』)

参照:my INDEX|MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI))

※上記はあくまでも過去のデータです。将来のリターンを約束するものではありません。

自分への投資をせず、後悔することもある

貯金ばかりで、”自分への投資”を何もしてこなかった場合も後悔してしまう可能性があります。

なぜなら、したいことを我慢して、経験や成長する機会を無くしてしまうからです。

例えば、自分への投資とは、

  • 美容
  • 旅行
  • おいしいものを食べる、飲む
  • 留学
  • 資格の取得
  • 本や教材の購入
  • 勉強会の講習費用
  • ジムや習い事
  • 投資や株などのお金の勉強
    など

これらの『自分への投資』はお金はかかってしまうけれど、その分、人生においていろんな経験となり、自分の価値を高めることとなります。

貯金ばかりで後悔しないために!投資の正しい始め方

お金を増やすために投資をお勧めしてきました。

しかし、お伝えした通り、投資は正しい知識・正しい方法で開始しないと逆に損をしてしまい、それこそ”後悔”してしまうかもしれません。

今度は”投資で後悔”しないために、投資の正しい始め方を解説していきます。

投資を始める3ステップ

  • ステップ1:最低限の知識をつける
  • ステップ2:投資の目的を決め、金融商品を決める
  • ステップ3:実際に始める

ステップ1:最低限のお金の知識をつける

投資を始める前に、まずは最低限のお金(投資を含め)の知識をつけることから始めましょう。

なぜなら、投資は正しい知識があれば、リスクを抑えてお金を増やすことができるからです。

例えば、お金の知識として学ぶべきことは以下のようなものがあります。

  • 貯金と投資の違い
  • 投資のメリットデメリット
  • 投資のリスク、リターンの理解
  • 複利の効果
  • 分散投資の基本
  • 金利
  • NISAやiDeCoなどの税制優遇
    など

一部参考:金融庁|投資の基本

上記は、投資を始めるにあたって知っておきたい、最低限必要な知識です。

投資を始める・始めないに関わらず、これらのお金の知識を持っておけば「貯金ばかりしてきて後悔した!」ということはなくなるかもしれません。

独学ではなかなか難しい場合は、投資を学べる無料セミナーがあるのでぜひ活用してみてください。

目標を決め、投資の種類を決める

次に、お金を貯める目標を決め、それに合わせた投資の種類を決めましょう。

ここで言う『目標』とは、

  • なんのために
  • いつまでに
  • いくら

のことを指します。

これらが決まることで自ずと金融商品が決まります。

すると、目標の金額を貯めるための、その商品での必要月額を算出することができます。

例えば、

老後資金の例

  • なんのために:老後資金
  • いくら:2000万円
  • いつまでに:30年後
金融商品必要月額
預貯金(利率0%)約55,000円
貯蓄型保険など(利率3%)約34,000円
投資信託など(利率7%) 約16,000円

教育資金の例

  • なんのために:大学の教育資金
  • いくら:500万円
  • いつまでに:18年後
金融商品必要月額
預貯金(利率0%)約23,000円
貯蓄型保険など(利率3%)約17,000円
投資信託など(利率7%) 約11,000円

このように、「なんのために」「いくら」「いつまでに」が決まれば、それにあった投資(金融商品)の種類を選ぶことができます。

大事なことなので何度もお伝えしますが、目標が先であればあるほど”インフレ”のリスクがあり、想定していた金額以上にお金が必要となります。
そのため、インフレ率以上の利率の商品を選択することが重要となります。

実際に投資を始める

最後です。

実際に投資を始めましょう。

実は、計画まで進めたけど、そこからめんどくさくなったり、投資が怖くなったりと、実際に投資を始められない方も一定数います。

実際に始めなければ、結局貯金ばかりすることになってしまい、後々後悔してしまうことになるでしょう。

実際に投資を始めてしまえば、後はほったらかしで大丈夫な運用方法もあるので、ここが頑張りどころとも言えます。

悩んだり止まったりしてしまった場合は、投資について様々なサポートをしてくれるFPやIFAという”お金のプロ”がいますので、このような方たちに相談することをお勧めします。

まとめ

お金を貯める方法として、貯金以外の選択肢を知らないと、貯金ばかりしてしまい後悔してしまうかもしれません。

解説してきた通り、お金を増やす方法として”投資”があります。

正しい知識を持って正しく始められれば、投資は貯金よりもずっと効率よくお金を貯めて増やしていくことができます。

また、投資を成功させることでお金の余裕ができ、自己投資にも使うことができるようになると、楽しみや幅広い視野を持つこともでき、さらに人生を楽しむことができますね。

貯金ばかりして将来後悔しないよう、今日から貯金以外のお金を貯める方法にも目を向けてみましょう。

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