新NISAの開始を待つべきではない!今、現行NISAを始めるべき2つの理由

新NISAの開始を待つべきではない!今、現行NISAを始めるべき2つの理由

2024年1月1日から新NISAが始まりますが、実は新NISAを待たずに現行NISAを始めたほうが有利です。

えっ!?新NISAまで待つべきだと思っていました。

確かに、新NISAまで待つという方法も無くはないのですが……もったいないです!

新NISAよりも現行NISAの方が制度的にはかなり有利です。現行NISAの終わりまであまり時間がありませんので(現行NISAは2023年12月31日まで)、NISAを検討している方は早く始めましょう!

この記事で分かること

  • 新NISAの概要
  • 新NISAを待たずに現行NISAを始めるべき理由
  • 新NISAの注意点
目次

2024年1月からスタート、新NISAの概要

現行のNISAは2023年12月末で終了、新NISAが2024年1月からスタートします。

現行NISAの方が使い勝手は良いのですが、まずは、新NISAの概要を確認しましょう。

新NISAを待たずに現行NISAを始めたほうが良い理由については、次の章で詳しく解説していきます。

新NISAは仕組みが複雑で、使いづらい制度

新NISAは現行のNISAに比べて仕組みが複雑で、やや使いづらい制度と言えるでしょう。

新NISAの特徴(デメリット)は以下の2つ。

  • 2階建て方式(仕組みが複雑)
  • 1階建て部分には商品制限(やや使いづらい)

現行NISAと新NISAの制度比較の図

NISAの図

2階建て方式

新NISAでは、1階部分(非課税投資枠20万円)と2階建て部分(非課税投資枠102万円)に分かれています。

原則、1階部分を利用しないと、2階建て部分(現行NISA同様の制度)が利用できません。

1階部分には商品制限あり

1階部分は、つみたてNISA対象商品(3章で詳しく解説)しか買えないため、下記の商品制限を受けます。

・株式は購入できない
・買える商品は216本(インデックス投信185本・アクティブ投信24本・ETF7本)※2022年12月現在

現行NISAで運用した分は、新NISAに移して運用が継続可能

現行NISAで運用した部分は、新NISAに移して運用ロールオーバー※)が継続してできることになりました。(2020年の法改正で決定)

例えば、2022年から始めた方は、5年後、

  1. 課税口座に移す
  2. 売却する

の選択肢しかありませんでしたが、3番目の選択肢として新NISAにロールオーバーが可能となりました。

新NISAができたおかげで、現行NISAは実質、約10年間非課税で運用可能となりました。

※新NISAへのロールオーバーについては以下の記事を参照ください。

この、『現行NISAから新NISAにロールオーバー』がとても大きなポイントになっています!

新NISAの開始を待つより、現行NISAを今始めてフル活用すべき2つの理由

冒頭で説明した通り、新NISAよりも現行NISAの方が制度的にはかなり有利です。

新NISAを待つべきか悩んでる方は、待たずして、現行NISAを始め、積極的に活用する事をお勧めします。

現行NISAを今開始すべき理由を、詳しく解説していきます。

現行NISAから新NISAへロールオーバーすることで、節税効果が大きくなる!

すでに説明した通り、新NISAになったあとも、現行のNISAから新NISAへ移すロールオーバーことで、実質10年間非課税で運用できます。

その為、利益に対する節税効果が大きくなりました。

一般的に、運用期間が長ければ長いほど、資産運用の利益は大きくなります。

資産運用のかかる税金は儲かった利益に対して20%です。利益の額が多いほど、支払う税金は多くなります。

下記の図は、100万円現行NISAで運用し、仮に、5年後に150万円、10年後に(現行NISAで5年間新NISAで5年間)200万円になった場合の例です。

新NISAへ全額ロールオーバー可能

5年間での利益は50万円なので、NISA口座を利用する事による節税効果は50万円×20%の10万円です。

10年間の利益でみると100万円なので、NISA口座を利用してかつ新NISAを活用して運用した場合の節税額は、100万×20%=20万円です。

利益が増えていく場合は、非課税期間が長いほど、節税効果は大きくなります。

つまり、現行NISAを始めて、新NISAへロールオーバーする、という方法を取るのが良いということになります。

現行NISAには投資商品の制限がない(6000本から選べる)!

現行NISAには投資商品の制限が無いため、商品選びでも現行NISAが有利です。

現行NISAは日本にある投資信託(約6000本)全ての投資信託を購入する事ができます。

しかし、先にお伝えした通り、新NISAの1階部分(20万円分)は216本(2022年12月現在)の中からしか商品の選択肢がありません。

商品選びの点でも、新NISAより現行NISAが有利と言えます。

アクティブ型の商品を選んで、より大きくお金を増やしたい方は、今のうちに現行NISAをフル活用しましょう!

新NISAの注意点

現行NISAをフル活用する事をお勧めしてきましたが、現行NISA枠を全額使い切れない方も多いと思います。

現行NISAの非課税枠を使い切れなかった人は、新NISAでどのように移行されるか、主な注意点をこの章で解説しています。

ロールオーバーは2階建て部分から充当される

現行NISAから新NISAにロールオーバ―する場合は、2階建て部分102万円から充当され、そのあと1階部分のつみたてNISA枠(20万)に充当されます。

例えば、下記の図のように60万円分投資信託を購入し、110万円に値上がりして、ロールオーバーした場合、1階部分の残り枠は12万円となります。

ロールオーバーの図

この場合は、ロールオーバーした年に追加できる、投資金額は12万円で、つみたてNISA対象商品のみとなります。
(注:ロールオーバーする際、1回枠を使用する場合は、つみたてNISA対象商品で無くても大丈夫です。)

ロールオーバーで2階建てが余り、追加したい場合は、つみたてが必要

ロールオーバーで2階建て部分が余り、そこに追加したい場合は、1階部分のつみたてが必要となります。

2階部分で運用商品を購入するためには、1階部分で月々100円でも良いので、つみたて投資をしないと2階部分で運用商品が購入できないルールになっている為です。

例えば、下記の図の通り60万円購入して、5年後80万円になった場合、2階部分に80万円充当され、2階部分が22万円(102万円―88万円)余ります。

ロールオーバー

この場合、22万円2階部分で追加投資しようと思ったら、1階部分でつみたてNISA投資対象商品でつみたて投資をする必要があります。
(注:1階部分を満額利用する必要はありません)

まとめ

新NISAの概要から、現行NISAの活用方法について解説してきましたが、新NISAができたことにより、現行NISAがより有効なものとなりましたので、積極的に活用していきましょう。

また,現行NISAは商品の制限がないところが魅力ですが、特に初心者の方はどんな商品を選んで良いかわからない方も多いと思います。

ご自身で判断できない場合は、お金のプロであるFPに相談することをお勧めします。

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