複合機の寿命は5〜7年。寿命を延ばす方法と交換時期の見極め方
複合機を導入して4〜5年経ちました。複合機の寿命ってどれくらいですか?
複合機の寿命は一般的に5〜7年程度です。長く使う方法、交換時期についてお伝えします。
複合機はオフィスで毎日使用するため、その寿命や交換タイミングを見極めることは重要です。
この記事では、複合機の寿命から、寿命を延ばすための具体的な対策、交換時期の見極め方について詳しく解説します。
この記事で分かること!
- 複合機の寿命は一般的に5〜7年前後
- 複合機の寿命を伸ばすための具体的3つの方法
- 複合機の交換時期の見極め方
複合機の寿命は一般的に5〜7年前後
複合機の寿命は一般的に5〜7年前後とされています。
また、使用を重ねるたびに部品等が消耗していくため、メーカーや機種によって違いはありますが、『300万枚の印刷』も寿命の目安とされています。
ただし、複合機の寿命は使用環境や使い方によって大きく変わり、上記目安よりも早く寿命が来てしまう場合もあります。
逆に、定期的なメンテナンスを行い、正しい使い方と使用環境を整えることで、寿命を延ばせる可能性があります。
複合機の『法定耐用年数』は5年
寿命と混同されがちな言葉に『(法定)耐用年数』があります。
法定耐用年数とは、税務上の減価償却期間を指します。
複合機・コピー機の法定耐用年数は「5年」と定められています。
ただし、これは税務上の資産計上における減価償却期間であり、実際の使用可能期間(寿命)とは必ずしも一致しません。
次からは、複合機の寿命を伸ばす具体的な方法と、交換時期について解説していきます。
複合機の寿命を延ばすための具体的な3つの方法
複合機の寿命を伸ばすためには、次の3つが重要です。
- 定期的なメンテナンス
- 正しい使用方法の徹底
- 環境に適した設置場所
一つずつ詳しく見ていきましょう。
定期的なメンテナンスは最も効果的
定期的なメンテナンスは、複合機の寿命を延ばすために最も効果的な方法です。
なぜなら、メーカーや専門業者による定期点検を受けることで、問題を早期に発見し、修理や部品交換を行うことができるからです。
メンテナンスを行うことで、
- 問題があるまま使用することで寿命を縮めてしまうのを防ぐことができる
- 新しい部品に交換することで正常かつ負担をかけることなく印刷できる
- 正しく印刷できることで無駄な印刷枚数を抑えることができる
といったメリットがあります。
また、メンテナンススケジュール(年に1〜2回)を守ることで、故障のリスクを大幅に減らすことができます。
定期的なメンテナンスは、最も効果的に複合機の寿命を伸ばすことができる方法です。
正しい使用方法を徹底する
当たり前のことですが、メーカーが推奨する使用方法を守ることも、複合機の寿命を延ばすために重要です。
例えば、
- 推奨される印刷用紙を使用する
- 純正のトナーを使う
- 連続印刷を避ける(一定枚数印刷後、休憩時間を設ける)
- 主電源を切らない(除湿等の機能も切れてしまう)
取扱説明書をよく読んだり、使用方法をメーカー等に聞くなどし、推奨される使用方法を徹底しましょう。
定期的な清掃(拭き掃除、周辺の掃除等)も行いましょう。
環境に適した場所に設置する
複合機の設置場所も、寿命に影響を与える要因の一つです。
湿気やほこりが多い場所は避け、通気性の良い場所に設置することが推奨されます。
また、直射日光が当たらない場所に設置することで、機器の温度管理がしやすくなり、長持ちさせることができます。
今一度、適した場所に設置しているかどうかを確認してみましょう。
複合機の交換時期の見極め方
複合機に寿命が近づくと、パフォーマンスが低下したり、故障が多発したりすることがあります。
こうなるとそろそろ交換の時期となります。
また、複合機の寿命が来ていなくても、交換することで企業の”プラス”になるケースも存在します。
複合機の交換時期の見極め方を一つずつ紹介していきます。
リース契約期間の終了時期
リース契約期間が終了となるとき、交換のタイミングとなります。
多くの企業はこのリース契約を結んでいると思いますが、契約が満了になると複合機をリース会社に返却しなくてはなりません。
返却・交換がスムーズにできるよう、リース契約期間満了がいつまでなのかを予め確認しておきましょう。
また、リース契約期間満了で、新しい複合機のリースを行うのか、再リースをするかを検討することも重要です。
導入コストやランニングコスト、性能を比較の上、検討すると良いでしょう。
印刷パフォーマンスの低下
印刷のパフォーマンス(品質)が低下してきた場合、複合機の寿命、交換時期かもしれません。
以下は、印刷パフォーマンスの低下に関する具体的な現象の例です。
- 印刷物に縞模様が入る
印刷結果に縞模様やラインが現れる場合、ドラムやトナーの劣化が考えられます。 - 色ムラや色抜け
カラー印刷において、色が不均一になったり、一部の色が抜ける現象が見られる場合、トナーやインクカートリッジの問題があるかもしれません。 - ぼやけた文字や画像
印刷物が全体的にぼやけている場合、プリントヘッドの汚れやキャリブレーションの問題が考えられます。 - ドット抜けやインク飛び
印刷物に小さなドットの抜けやインクの飛び散りが見られる場合、プリントヘッドやノズルに詰まりが発生しているかもしれません。 - 紙詰まりが頻発
紙詰まりが頻繁に発生する場合、機械内部のローラーやフィードシステムに問題がある可能性があります。 - 印刷速度の低下
以前に比べて印刷速度が著しく低下している場合、内部部品の劣化や故障が進行している可能性があります。 - 異音や異臭
印刷中に異常な音や臭いがする場合、内部機構の摩耗やトナー漏れが発生していると考えられます。
定期的にメンテナンスをしているにも関わらずこれらの現象が頻発する場合は、複合機の交換を検討するタイミングかもしれません。
修理コストと新規交換コストの比較
複合機の故障が多い場合は、寿命が来ていると考えて良いかもしれません。
複合機を購入している場合、修理を頻繁に行うと修理コストが高くつくため、交換したほうが良いでしょう。
修理コストと新規交換コストを比較検討し、交換を進めましょう。
新しい複合機は省エネ性能が向上していたり、ランニングコストが抑えられる場合もあるため、長期的にはコスト削減につながることもあります。
印刷コストを下げられる場合
複合機の寿命が来ていなくても、新しい複合機の導入・入れ替えで大幅に印刷コストを下げられる場合、交換を検討してもよいかもしれません。
複合機のトナーに乗せる利益をギリギリに設定し、原価に近い状態で提供するサービスがあります。
このようなサービスを利用し複合機を導入した場合、カラー/白黒印刷のコスト(カウンター料金)を下げることができるため、大幅な印刷コスト削減につながる可能性があります。
平均的な複合機と、トナーに利益を乗せていない複合機のコスト比較
以下は平均的な複合機と、トナーに利益を乗せていない、原価に近い複合機のカウンター料金の比較です。
平均 | 原価 | |
白黒/1枚 | 3円 | 0.4〜0.8円 |
カラー/1枚 | 30円 | 4〜8円 |
仮に、カラーで月間3000枚印刷した場合を比較すると
平均的な複合機:30円×3000枚=90,000円
原価に近い複合機:6円×3000枚=18,000円
※1枚6円で計算した場合
1ヶ月で7万2千円の差、1年では86万4千円の差になります。
▼印刷コストについての詳しい記事はこちらも参照ください。
まとめ
複合機の寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスや正しい使用方法、適切な設置環境が重要です。
また、寿命が近づいた際には、パフォーマンスの低下や修理コストを見極め、適切な交換タイミングを判断することが求められます。
交換をする際は、印刷コストの低い複合機を導入することで、コスト削減を実現することができるため、性能はもちろんのこと、ランニングコストにも目を向けることをお勧めします。
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