複合機のカウンター料金とは?コストを劇的に削減するための方法
複合機を初めて導入しようと考えています。「カウンター料金」が発生すると聞いたのですが、カウンター料金とはなんですか?
カウンター料金とは、印刷された枚数に応じて発生する費用のことです。モノクロ、カラーで料金が異なります。
複合機を導入する際、『カウンター料金』の仕組みや相場を知っておくと、導入後のコスト管理に役立ちます。
この記事では、複合機のカウンター料金の基本や相場、カウンター料金を劇的に下げる方法について解説していきます。
複合機導入の参考になれば幸いです。
この記事で分かること
- 複合機のカウンター料金とは?
- カウンター料金の相場
- カウンター料金が決まる仕組み
- カウンター料金を劇的に下げるための方法
- 複合機導入時の注意点
複合機のカウンター料金とは?
複合機は一般的に”リース契約”を結ぶことが多いですが、このリース契約の費用は『カウンター料金』が基本となります。
カウンター料金とは?費用の具体例などを見ていきましょう
カウンター料金の基本的な定義
複合機のカウンター料金とは、印刷された枚数に応じて発生する費用のことです。
通常、モノクロ印刷とカラー印刷で料金が異なり、契約時に設定された単価に基づいて計算されます。
また、このカウンター料金にはトナー原価の他に、”保守契約”と”販売店マージン”が含まれていることが多く、
- 定期メンテナンス
- トナー等消耗品の交換
- 故障・トラブル時の修理や部品交換
- 販売店の利益
などの費用が乗ります。
費用請求はこのカウンター料金と合計の印刷枚数を元に、販売店やリース会社(代理店)がまとめて行います。
カウンター料金は、1面を印刷すると『1』とカウントします。
つまり、両面印刷では『2』カウントとなります。(ダブルカウントと呼びます)
また、ミスプリントや、印刷範囲がどれだけ小さくても『1』とカウントされます。
逆にA3以上の大きい印刷となる場合は『2』カウント、より大きい印刷は『3』カウントとなる場合もあります。
カウンター料金の相場
以下は一般的なカウンター料金の例です。
白黒(モノクロ) | フルカラー | |
平均費用 | 2~3円/枚 | 20~30円/枚 |
たとえば、上記のカウンター料金設定で以下のように使用した場合、
モノクロ印刷1000枚で3,000円(3円/1枚の場合)
カラー印刷500枚で15,000円(30円/1枚の場合)
合計18,000円のカウンター料金が発生します
カウンター料金は様々な要因によって変わる
カウンター料金は様々な要因によって変わります。
- メーカーや機種
- 契約内容
- 月間利用枚数
- 立地や使用する場所
など
高性能(高品質な印刷・印刷速度が早いなど)のメーカーや機種、また、保守契約の内容が充実していればはもちろんカウンター料金は高くなります。
また、月間利用枚数が多かったり、契約年数、地方よりも都心の立地、学校や公共施設などの条件だとカウンター料金は安くなったり、安くする”交渉材料”になったりもします。
複合機のカウンター料金が決まる仕組み
カウンター料金の中には様々な費用が含まれます。
具体的には、
- トナー原価
- 販売店保守費用
- 販売店マージン
上図にもあるとおり、カウンター料金の内訳として、『販売店保守費用』と『販売店マージン』が多くを占めています。
また、これら2つは販売代理店が設定できるため、カウンター料金を低くするには販売代理店の選び方が特に重要となります。
複合機のカウンター料金を劇的に下げるための方法
複合機を導入するにあたって、カウンター料金そのものは、導入後のコスト管理における最重要項目です。
実はこのカウンター料金を劇的に下げるための方法があります。
それは、カウンター料金を『トナー原価』で提供している販売代理店と契約することです。
つまり、カウンター料金に通常含まれる『販売店保守費用』と『販売店マージン』がありません。
このことにより、カウンター料金は劇的に下がることになります。
原価サービス | 平均 | |
白黒 | 0.4~0.8円/枚 | 3円/枚 |
カラー | 4~8円 | 30円/枚 |
また、メーカーメンテナンス費用、純正新品トナー代金を含めた料金です。
原価提供の仕組み、導入事例、お問い合わせは以下のページをご確認ください。
複合機導入時の注意点
複合機を導入する際はカウンター料金も重要ですが、それだけで決定してはいけません。
以下の注意点も確認の上、決定することをおすすめします。
- 相見積もりを取る
- 保守内容を確認する
- 用途に合った複合機を選ぶ
- リース残債があっても乗り換えが有効なときもある
相見積もりを取る
複合機導入の際は必ず、複数社に相見積もりを取りましょう。
前述した通り、同じメーカー・機種だとしても、販売代理店等が違えば、費用が変わってくるからです。
独自のサービスやキャンペーンを行っている場合や、契約内容によっても料金が異なりますし、同じ金額だとしても保守内容が異なる場合もあります。
複合機導入の際は相見積もりを取り、比較検討の上決めましょう。
保守内容を確認する
保守(メンテナンス)内容の確認も重要です。
契約する会社によって、保守内容も様々なため、以下のような点を確認しましょう。
- メンテナンスは「自社」か「メーカー」か?
- 対応可能エリアは全国か?(対応可能エリアに入っているか?)
- 対応可能時間やスピードはどうか?
など
相見積もりを取る際に、保守内容も比較検討すると良いでしょう。
「メーカー」によるメンテナンスがおすすめです。対応エリアの広さや対応がスピーディーだったりと、「自社メンテナンス」に比べてメリットが多くあります。
用途に合った複合機を選ぶ
当たり前のことですが、自社・部署の用途にあった複合機を選びましょう。
リース契約は3~7年などが主ですので、契約した機種を長期に渡って使用することになります。
オーバースペックや低スペックだったり、必要な機能が無いなどの場合、費用が余計に発生したり、不便さを感じる可能性があります。
自分でよく調べて選ぶか、複合機の営業担当などによく相談の上、複合機を選ぶとよいでしょう。
リース残債があっても乗り換えが有効なときもある
すでに複合機を導入している場合、リース残債があっても乗り換えが有効なときもあります。
乗り換えで印刷代金が安くなる場合、旧リース残債を加味しても月間のコストが安くなる場合があるからです。
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リース残債がある場合でも、月間のトータル費用をよくシミュレーションの上、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
複合機のカウンター料金とは、印刷された枚数に応じて発生する費用のことです。
複合機の費用を抑えるためには、カウンター料金そのものがとても重要です。
カウンター料金はリース契約時に決まってしまうため、導入するメーカーや機種、特に販売代理店との契約は慎重に検討しましょう。
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